ハサミによるダメージ




本当にこれだけは

言いたくありません




同じ職種で
頑張っておられる
方々もいらっしゃるので


本当にこんな事
言いたくないのですが


パーマやカラーリング
ケミカル(化学薬品)ダメージは
オシャレを楽しむ多少の代償として
いたしかたがないと割り切って
(ヘナトリートメントでカバーできる)


髪の毛の傷みの中でも
もっとも厄介なのが☝️


《物理的ダメージ》


こればっかりは
少しづつハサミで
地道にカットしていくしか
改善方法がありません(涙)


注意して欲しいのは
普段の生活の中での摩耗(まもう)


お風呂上がりに
タオルでガシガシ拭く
(タオルで挟んでトントントン)


髪が濡れたまま寝る
(乾かしてから💤)


クセでついつい
髪の毛で遊んじゃう
(指先でこするなど)


優しくないブラシで
ガンガンブラッシング

など

摩擦は
髪の毛を摩耗させて
しまいますのでご注意を


お家でのダメージは
まぁ可愛らしいもんです、、、


なによりも強烈な
物理的ダメージは


美容師さんの
《ハサミ》による
ダメージなのです(涙)


パサつく・ツヤがない
切れ毛・枝毛・まとまらない
うねる・ひろがる・ピンピンする
毛先が白くなっているなど


ハサミの種類や使い方
ハサミを入れる場所などで
仕上がりが大きく変わってきます✂︎


下の2枚の写真を
見比べて下さい
同じ方の髪の毛です
(1年半かけて整えました)



いかがですか❓




同じ方の髪の毛に

みえましたか❓



もっとも髪の毛が
綺麗に見えるのは
だんなし・そぎなし
《ワンレングス》です




だからといって
みんなお揃いの
ワンレングスって
わけにもいきませんよね(笑)


髪の流れを作ったり
頭の形をカバーするためや
毛量を調節するために


ハサミを
入れざるをえないのが
現状ではあります


ハサミを入れる

=ワンレングスに傷が入る



さ〜ここからは


鏡を見ながら
一緒にハサミによる
ダメージチェックして
いきましょうね♪


ハサミを入れて

いい場所・ダメな場所



髪の毛が
パサつく・ツヤがない
ピンピンする
おさまりが悪い方


髪の毛の表面に
ハサミが入っている方が
多く見受けられます


髪の表面は
1番見える場所であり(ツヤ)
おさまりに関係するので
ハサミは入れちゃダメ🙅‍♀️


髪の毛を
軽くしますね〜って
表面にハサミ入れてる
美容師さん(涙)


お願いします
髪の表面だけは
やめてあげて下さい🙇‍♂️


毛量調節は
なるべく見えない場所で
行うべきだと思います☝️
(料理でいう隠し包丁)



髪の毛の断面は

どうなっているの?








今どき
レザーでカットする人は
あまりいないと思いますが
参考までに(カミソリ)


毛先を見てみましょう☝️


ハサミの使い方でも
髪の毛の断面に差が出ます


髪の毛は
意外と硬いのと
ツルツルすべるので


ハサミの開閉時に
ちゃんとパワーが
刃に伝わっているのか


イメージとしては
ハサミで切るというより
学校にあった裁断機で
ザクっと断つ感じです


私は
美容師さんの
ハサミの開閉を見れば
すぐわかるんですけど


一般の方が
見分けるのは難しい
かもですね、、、



カットした直後は
そんなに差は出ませんが
日数が経つと毛先の
パサつきに差が出ます


切れ毛・枝毛も

ハサミが原因です‼️



《切れ毛》

ブラッシングしたら
プチプチ音がする


髪の途中に
白いプチがある方は
要注意です
(切れ毛予備軍です)


これは
髪の毛が切れきれず
少し傷が入っている状態


白いプチはこれです👇



スキバサミの

構造や使い方が原因



毛量調節に使用される
スキバサミです
(私もメンズでは使います)


ホットペッパーで
クーポン合戦となり
回転率を上げるため


スピード重視となり
効率的に毛量調節ができます
美容師にとってスキバサミは
重宝されました


昔に比べて
かなり傷みにくいように
刃先の進化はしてきてはいますが
(昔のスキバサミはかなり傷みます
  今でも使用されています)


刃先は進化しても
基本的な構造は変わりません





くしの山の部分だけ
カットされるのですが


刃があたっただけで
(切れずに傷だけ入る)
逃げちゃう髪が少なからず
出てきてしまいます


それが
傷だけ入った状態の
白いプチの正体です


試しに
白いプチの毛先を
引っ張ってみて下さい


白いプチから
切れたはずです


その断面図がこんな感じです☝️




この切れ毛が
裂けると《枝毛》になります


当然
切り口がグシャっと
なっていますので
パサつきます


進化しているとはいえ
スキバサミの構造上
仕方ないといえば
そうなのですが、、、


なるべくなら
スキバサミによる
毛量調節より


ハサミのみの方が
髪の傷みは少ないですね
(技術と時間が必要ですが、、、)